プライド。

人間は、見栄と体裁とプライドを身にまとって生きているような生き物ですが、

はたしてワンちゃんやネコさんには、プライドというものがあるのでしょうか。

一般的に猫はプライドが高いとして知られていますが、これはネコ科の動物が元々

単独行動の生き物だからということに由来しているものです。

イヌ科に属している生き物のほとんどが群れ生活を営み、共同生活をするにあたっては、

序列の問題や協調性の問題に直面することがあり、コミュニケーション能力が

要求されてくるのに対し単独行動生活を営むネコ科の生き物には、

その能力が不必要であったためにいわゆる友だち付き合いが苦手な面があり、

その所作から猫はプライドが高いとして見られるものと思われます。

しかし、もちろん犬にもプライドはあります。

けれども人が大好きで、わかりやすく「好き好き~!かまって~!」とアピールしてくる

犬を見ているとプライドなんて犬には関係ないのかな?

と勘違いされることも少なくないようです。

犬種やそれぞれの性格によるところが大きいのでしょうが、

一般的には気の強いタイプの犬種や個体のものがプライドが高いように見受けられます。

ただ、それらの犬種などはプライドが傷ついたときに怒るなどの意思表示をすることが多いため、

そのように判断されるとも考えられます。

犬のプライドが傷つく原因として考えられるのは、私たち人間のそれと同じようなもので、

意図せずに失敗したことなどを人前で笑われたり、何度も指摘されることはとても恥ずかしく、

プライドが傷つきますよね。同じ心理状態になることは想像に難くないことです。

特に高齢犬は加齢により今までと同じように動けなかったり、色々な失敗をしてしまうことも

多くなってきますが、高齢であるほど、人間の感情を読み取ることに優れており

飼い主のことをよく理解しています。

できないことが増えていく高齢犬への気持ちの配慮が飼い主には求められるところです。

今まで飼い主の人生を楽しいものにしてくれた子へは、おおらかな気持ちで対応してあげることが

必要だと思います。

私たち人間と同じように、犬には犬のプライドがあるのです。

お互いの気持ちを尊重しつつ共に生きていくことは、愛犬との生活においてとても大切なことだと思います。