個人的なことなのですが、今年は「花粉症」がひどかったです。

予想の何倍でしたか、杉の花粉が多かったみたいです。

しかしそれももうじき収束してくれようとしていますので、一安心な今日この頃です。

今回は日本経済新聞の記事を引用させていただきました。

 

『ペットにも最新再生医療 ヒトに先行、安全性課題も

失った組織や臓器を再生する再生医療を犬や猫などのペットの治療に応用する試みが広がってきた。

スタートアップ企業のほか大日本住友製薬や富士フイルムなども参入。

法規制がゆるく、人間向けでは治療が難しい領域でも実用化が進む。

ペットを家族同様に見なす傾向が強まっており、医療費の支出額は増えている。

一部のノウハウは家畜や人間向けに応用できる可能性もあるが、

安全性の確保や乱用を防ぐ仕組み作りが課題になりそうだ。

■椎間板ヘルニアも治療可能

ペット向けの再生医療技術を開発する名古屋大学発のスタートアップ、

J―ARM(大阪市)は犬の椎間板ヘルニアを治す最先端の治療技術を開発した。

「椎間板ヘルニア? 治せる可能性が高まっていますよ」。

ペット向けの再生医療技術を開発する名古屋大学発のスタートアップ、

J―ARM(大阪市)の竹根幸生社長はこう言う。

骨や神経など様々な組織に分化する「間葉系幹細胞」を取り出して培養し、

再び体内に戻すと炎症を抑えるなどの働きを持つ。人間では骨髄から幹細胞をとるが、

J-ARMは骨髄が小さい犬向けに脂肪を使う方法や培養キットを開発し、

実際に治療に当たる獣医師に提供している。

人間向けの場合、再生医療の実用化には当局が安全性を確認し、承認される必要がある。

そのため肝障害や椎間板ヘルニア向けは実用化に至っていないが、

犬や猫ではほかにも多くの病気を治せる可能性が高まっている。

今後は培養済みの細胞をどの獣医師でも「動物用医薬品」として使えるようにするため、

大日本住友製薬の動物薬製造・販売子会社と共同で承認申請をめざしており、

早ければ2020年に販売を始める考えだ。

■ペット医療支出、5年で3割増

犬や猫向けの再生医療の費用は1回あたり10万~30万円程度。

公的な健康保険があり自己負担が1~3割程度で済む人間向けと違い、

自由診療となるペット向けは全額自己負担だ。

一般社団法人ペットフード協会の調査では、18年の国内の犬・猫の飼育数は1855万匹。

高齢化が進んでおり、同協会の調査ではペットに対する医療費支出額は1カ月約1万800円と、

5年前に比べ3割増加した。

最近では多くの企業がペット向けの医療保険を発売しているが、

高額の治療費をカバーする保険はごく一部。

それでも「家族」の一員であるペットに健康で長生きしてほしいと考える飼い主が増え、

最先端医療が求められている。

■がん免疫療法も

ペット医療は安全面や倫理面といった規制のハードルが人より低い。

政府が医療費を決める人間用の医薬品と違って価格の自由度も高いため、

企業にとっても収益性が高いビジネスとなる。

末期がん患者に対する劇的な治療効果で注目を集めている

「オプジーボ」のようながん免疫療法でもペットが先行する。

数を増やして元気になった免疫細胞が体内のがん細胞を攻撃して治療する手法だ。

人間でもいったん免疫細胞を取り出し体外で増やして戻す手法が注目を集めているが、

培養技術指導のケーナインラボ(東京・小金井市)は犬に対する治療に応用。

同社はペットだけでなく家畜の感染予防への応用を目指し、臨床研究中だ。

山口智宏社長は「家畜の市場規模はペットより大きくチャンスがある」と話す。

大手企業では富士フイルムがペット向けの高度医療に注力している。

ペット保険大手のアニコムホールディングスと共同で設立した

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス(横浜市、牧野快彦社長)を通じ、

犬の関節炎を治療する再生医療の実用化を目指す。12月から日本大学の獣医学科と共同研究を始めた。

富士フイルムは動物用の医療検査機器で国内シェアトップ。

将来的にはアニコムの保険に加入するペットを対象にした先端医療サービスを提供していくことも狙う。

牧野社長は「細胞の管理レベルを最高水準にしている」と話す。

大日本住友製薬や富士フイルムなどは人間に対する再生医療製品を開発している。

先行する動物向けのデータやノウハウが人間向けの細胞医薬品の開発に応用できる可能性もある。

■技術の乱用、課題も

一方で課題もある。現時点ではペット向けの先端医療は、

企業や獣医師が個別に安全性や品質管理に取り組んでいる状況だ。

4月には獣医師らが加盟する日本獣医再生医療学会が、「重病に限る」など再生医療のガイドラインを定めたものの、

罰則はなくどこまで守られるかは未知数。犬や猫に対する再生医療の学術論文の数もわずかで、

安全性などを確実に証明するデータの数は限られている。

科学的な根拠や治療ノウハウがないにもかかわらず再生医療を標榜するクリニックもあるといい、

「現時点での獣医療は玉石混交だ」(国内の獣医師)との声もある。

飼い主が安心して利用できるようにするための環境整備も不可欠になる。(執筆記者:松冨千紘)』

 

といった記事なのですが、科学の進歩というのは日々刻々と、そして着実に前に進んでいるのですね。

将来的には、ペットさんも高度医療を受けるといった時代がくるのでしょうか。

保険制度の分野もそれに伴って前に進んでいただきたいものですね。

 

追伸
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