ある日のテレビ番組で、
犬に関係する仕事のスペシャリストの紹介という番組を見たのですが、

なぜか飼い主に咬みつく愛犬、凶暴化してしまった犬だけを

専門に請け負うトレーナーさんのお話がありました。

ペットブームと言われて久しいのですが、ここのところ益々過熱気味に

なってきているようですが、ペットショップで犬を買ったが飼い主の勝手な事情で

捨てられる犬が後を絶えません。

中には、甘やかしすぎて、逆にスパルタをやりすぎて、はたまたその両方を

繰り返すうちに犬の精神状態を錯乱させてしまい”本気咬みの咬癖”のついた

犬に困り果て、保健所に殺処分を依頼する飼い主もいるそうです。

このトレーナーさんは”本気咬みのわんこ”の矯正実績は、82.1%の更生率、3.67%の再犯率(平成30年1月7日現在)で国内一位を自負しておられるということ。

残念ながら全ての犬の矯正に成功した訳ではありませんが、駆け込み寺と言われ

有名なトレーナーさんもさじを投げた犬が送られてくるので無理もありません。

しかし、矯正に失敗した犬はこの方が引き取り、愛犬救命訓練所で

余生を送ります。

そうすれば殺処分を逃れることができ、大切な命を救うことにもなるのです。

餌でつるとか褒めて慣らすという甘い世界ではなく、油断すると訓練士が怪我をする

ような危険な犬もいるので、叩いたり、手製の大きな音が出る、痛みは少ないムチを

使うのですが、それを虐待と非難するネットユーザーもいるようですが、

相手は噛み付いて流血も日常茶飯事の犬なので優しくするだけではダメなのです。

忘れていけないのはこの方は、現代のしつけ・訓練業界から見放された犬たちと

向き合う理念と覚悟を持ち矯正訓練を行うのです。

また、犬の躾には、飼い主にも厳しさが求められています。

単に訓練で、躾をして飼い主に戻すのではなく、飼い主に犬との接し方も教えます。

訓練後も犬が抵抗や拒絶をしたら、しっかりと叱り、その拒絶した行動をもう一度行い、

しっかりと受け入れさせる、などのアドバイスも行います。

これほど使命感に燃えた暑い情熱を持った訓練士さんがいてくださることに

感激をしました。

しかし私が思うのは、ここまでワンちゃんとの関係がこじれる前に専門家に

相談してほしいということです。

もっと前に、まずはワンちゃんとはどんな生き物なのかを勉強してから

お付き合いを始めたほうが良いと思います。

ワンちゃんやねこちゃんは、高等動物なのですから。

本能だけで生きている動物とは違いますから。